２０２２年のインターンシップは、５日間の日程で終了しました。
カリキュラム通りとはいかず、台風で１日お休みとなりましたが、参加した学生も、働く私たちスタッフにとっても実のある時間となりました。

超実践型イベント企画

働く上で、「作業」は１週間程度で覚えられますが、「仕事」となるとそうはいきません。では、その「作業」と「仕事」って何？を理解してもらえるようなインターンシップのカリキュラムを作成しました。
なぜ就活するの？なんのために自分は働くのか？
受け身で参加するのではなく、主体性をもって参加してもらおうと準備しました。

ゴールは「自分の強みを見つけること」

「自分のやりたいこと」を仕事にすることは難しいです。
知り合いのトリマーの話です。犬が大好きで、トリマーになりました。しかし現場で犬に嚙まれたり、飼い主からのクレームや、長時間労働に耐えきれず、トリマーの仕事を辞めました。今では、犬とふれあうことよりも、犬を見ていることが好きだと話します。
仕事と好きなことを一致させることは、なかなか難しいのが現実です。

今回の、インターンシップ生から実際にあった質問です。
「自分は何者なのか？を自分に問うて悩むことはないですか？」
この質問に対しても一緒に考えました。
自分がやりたいこと、自分がしたいことが明確になっている人は少ないです。あれば本当にラッキーなことです。
自分が楽しく取り組めること、興味を持てることが自分の強みです。自分でも知らない自分の強みを見つけてもらいました。

プレゼン大会

自分の考えを発表する機会を作りました。
弊社が所有する街頭ビジョンでの、ブランディング案を各自企画してもらいました。
企画への思いや、ターゲットは誰か？見ている人にどうなってほしいのかなど、企画を行う理由を説明するために、パワーポイントでプレゼン資料を作成したり、ＷＥＢで参加している人にも伝わるようにと、たくさんの「伝える努力」をしてもらいました。
インターンシップ生たちにとっては、はじめての経験で緊張の連続だったようですが、実際のプレゼンを行うまでの過程や発表の場で、資料作りが得意な人、人に伝える熱意を持っている人など、それぞれの個性が出ていました。

企画のブラッシュアップ

社内審査の結果、１人のインターンシップ生が「優秀賞」を受賞しました。
受賞した企画は本当に大型街頭ビジョンで実施します！

プレゼン大会の受賞式後に、決まった企画についてブラッシュアップをしてもらいました。
インターンシップ生のみでのミーティングを１回。
その後、街頭ビジョンのブランディングの担当者を含めてミーティング行いました。
仲間と更によい企画にするためにはどうしたらいいのか、また、その企画を実行するまでの準備には何が必要かなど、実際の動きを学んでもらいました。

【検討した内容】
・予算は？
・ターゲットは？
・イベント告知期間と、募集期間
・イベント後の効果は？

【ミーティングへの関わり方・考え方】
・人の意見を聞く姿勢
・自分の意見の伝え方
・仲間と同じベクトルで考えることが出来るか？

実際の社会生活の中では、決定事項に従って行動することも必要となってきます。
その中で自分に何が出来るのか、どう行動すればよいのかを、考えられる人になってもらいたいです。

インターンシップを終えて・・・

今回のインターンシップ責任者が、学生の時に経験した職場体験は、書類整理のみを１週間続けた苦い経験者だったことから、「現場で生きるような経験をしてほしい」と思いました。
そのためには「社会に貢献出来ること」を見つけてもらえる機会を提供できればと考え、今回のインターンシップに取り組みました。
また、働くスタッフにもいい経験になりました。若者が何に興味があるのかを知ることができたのは大きな成果です。また大学生への伝え方やジェネレーションギャップなど、越えなければならない壁も見つけることが出来ました。


２０２３年３月に、彼らが考えた企画を宮崎駅前ビジョン・宮崎県病院ビジョンで実施します。
公募企画となりますので、皆様是非ご協力ください！
ご期待ください！！