最近では、スマートフォンなどで手軽に動画が作成できるようになっているようですね。
先日も、学生さんがパパっと作っているのを見てびっくりしたものです。
とはいっても、実際に「お客様の動画を作る」となるとハードルが高いのも事実。
私も少しずつですが、いろんなが事が動画で表現出来るようになってきました。
今回は、1月1日から放送予定の「新年のご挨拶」動画の作成過程をご紹介します。
動画作成って難しそう。
どうやって作っているの?
専用のソフトを使って作っています。
少しご紹介しましょう。
使っているソフトは?
動画作成ソフトは、無料のソフトも有料のソフトもたくさんあります。
有料のソフトにも、1度支払えばずっと継続して使えるものや、毎月支払いをするサブスクリプション型のソフトもあります。自分が使用する状況に合わせて選択すると良いと思います。無料でお試しできるものもあります。実際に使ってみておくと安心ですね。
私が使っているのはWondershare Filmora(ワンダーシェア社のフィモーラ)というソフトです。
1年間、動画作成ソフトが使用できるライセンスを購入しました。加えて、動画に動きを付けたり、写真のフレームのような素材が含まれる素材サイトもセットで購入しています。
素材はどうやって集めるの?
動画で使用する写真や動画、音楽などには「著作権」というものが存在します。
これは、著作物を作った方が持っている権利で、事前に、その作品を創作した人(著作者)等から、利用の許諾を得る必要があります。
※ 簡単に説明していますので、詳しくは「著作権とは?」などの言葉で調べてみてくださいね。
使用許可を、素材ごとに都度得るのは大変な作業になってしまうので、事前に使用許可を得た素材(著作権フリーと言います)集めたサイトがあります。ソフトとセットになっているFilmstock(フィルムストック)というサイトを利用しています。
また、お客様先で撮影した写真や動画も、ご本人に使用の許可を得て使っています。
実際に作成してみましょう
今回の「新年のご挨拶」の動画作成では、4つの素材を使って10秒の動画を作成します。
① 背景画像
② 新年挨拶
③ 結びの言葉
④ 会社名
申し込みには、下の写真のような申込書に記入してもらいました。
素材の確認・インポート
使用する素材を動画作成ソフトに読み込んで使用します。
言葉はソフトの中で入力しますので、今回読み込む素材としては背景画像のみです。
・ 動画作成ソフトを開き、メディアのインポートをクリックします
・ 読み込みたい画像などのが入っているフォルダを探し、素材を選択します
・ 使用する画像が、ソフトにインポートされました
動画の素材をタイムラインに入れていきます
動画に使う画像や言葉をタイムライン上に入力していきます。
・ まずは、画像を追加し、動画の秒数に合わせます
・ 今回は、10秒の動画を作成します。使う画像は1つだけなので、表示秒数は10秒です。
・ タイトルを追加し、「謹賀新年」の言葉に変更します。
・ 追加した文字の表示時間を延ばして背景画像の表示秒数と揃えます
文字の字体や色を変更します
・ 高度編集をクリックし、詳細設定を行います。
・ 左側のメニューからテキストの塗りつぶしや、テキストの境界線やぼかし具合を調整します。
・ 会社のカラーや雰囲気に合った字体を選ぶようにしています。
文字に動きを付けます
動画の中で行っていること
・ 動きを付けたい文字をクリックし、高度編集画面を開きます
・ アニメーションを選択し、適用するアニメーションを選択します
・ プレビューをし、文字に動きがついているか確認します
・ 元の画面に戻り、もう一度プレビューして確認します
・ 「謹賀新年」の文字が動くようになりました
・ ほかのタイトルの文字にも同様に動きを付けます
・ タイムライン上で、文字が表示される開始位置なども調整すると、下の動画のようになります
音楽を入れます
・ 著作権フリーの音源を探し、音楽を挿入します。お正月なので和風な音を探しました。
・ 入れただけの状態だと、終わりがブチっと切れている感じがします(左の動画)
・ 音楽の最後の部分を、終わりに向かって音量が小さくなるように変更しました(右の動画)
書き出します
全ての編集が終わったら、動画をmp4の形式で書き出します
・ エクスポートボタンを押し、書き出すための動画の詳細を設定します
・ 解像度やフレームレートなど、放送する街頭ビジョンに合った設定にします。
完成です
・ 書き出しが終了したら、プレビューして動画の内容を確認します
最後に
今回は10秒の動画を4つの素材を使って作成しました。
素材は同じでも、字体や文字の色、動き方を変えることで、雰囲気の全く違う動画を作成することができます。少しでも興味をもって頂けたら幸いです。
弊社では、現在一緒に働いてくれる方を募集しています。
動画作成や街頭ビジョンに興味を持たれた方は、応募詳細もぜひご覧になってください。
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